ネコの病気あれこれ 5
眼瞼欠損
【原因】
ほとんどは先天的なものです。
胎児期の眼瞼形成不全により、眼瞼の一部または全部が欠損したまま出生し、生涯、その欠損部は補われません。
【症状】
欠損は普通、上眼瞼外側とその縁にみられ、下眼瞼では裂け目としてみられます。
小さな欠損では涙が多い程度ですが、大きな欠損ではまぶたが閉じられなくなり、角膜乾燥や角膜穿孔を引き起こします。
【看護】
ほう酸水や生理食塩水で洗眼し、目の周囲の汚れを拭き取ります。
目薬を1日数回点眼します。
洗眼や点眼で治るわけではありませんが、そのまま放置すれば、角膜乾燥や角膜炎、さらには角膜穿孔を引き起こします。
涙腺の欠損を伴っていると、涙が分泌されないため、人工涙液の頻繁な点眼が一生涯必要です。
ときとして、眼瞼形成術や耳下腺管移動術などの手術を施す場合があります。